第57回全国高等学校スキー大会が2月3〜6日の4日間 十日町市吉田カントリーコースで開催された。 この場所は私が1年を通し1番通っている好きな山。 コースが出来る前から完成するまでを横目で見ながら通っていた。 工事中山に入れなかった時にはちょっと切ない思いもしていたし 行く度に山が削られたところを見て悲しい思いもしていた。 2008年2月5日、好天に恵まれた日、そんな気持ちが消えた。 北海道・秋田県・岐阜県・他、遠方から高校生がやって来た。 この日の為に毎日厳しい練習を重ねてきた高校生達だ。 最終日、高校生の頑張りが耳に入り、突然「見てみたい」気持ちになった。 まさに駆けつける状態で車を走らせて向かってみたけど 競技のほとんどが終わり、最後の男子リレーに何とか間に合った。 間に合ったといっても既にトップもゴールし、残す高校が5校という場面。 コースに近づく時間は無く遠くから望遠で最終走者の走りを見ていた。 全校がゴールしたと判断し、コースに向かい歩いた。 すでに関係者以外、観客もほとんど居なくなっていた。 コースのフェンスまで近づいた時、場内放送が聞こえた。 「最終走者が走っています。皆さん応援してください。」との内容だった。 胸が熱くなった。 まだ走っている人がいる!見えるコース上、どこにも姿が見えない。 だけど今この山の中で必死で雪の上を走っている高校生がいる。 数分の後、山へと続く杉林から抜け出てくる選手の姿が小さく見えた。 目の前を通り過ぎる彼の必死の姿がまだ瞼の奥に焼きついている。 彼の姿が、このカントリーコースへの私の偏見を変えてくれるのかも知れない。 |
レースも終盤 間に合わず遠く駐車場より望遠で撮る |
会場に向かう途中 帰る人々に次々すれ違う |
この雪ダルマは地元生中学生のおもてなし 各高校に合わせたキャラクターダルマが並んでいた。 雪をかぶってしまい表情が見えないのが残念。 |
この坂を上るとメイン会場 |
観客の応援も無い中で最後の走りをする最終ランナー |
彼が向かう先に輝く太陽! 貴方の頑張り、高校の名を背負った誇り、しっかり受け取りましたからね。 ありがとう〜! |
皆さん、平日の忙しい中を駆けつけたのはわかるんだけど ほんの数十分、彼がゴールするまで応援して頂きたかった・・・です。 |
☆★☆女子リレーでは、十日町市に4校ある県立高校の中から 「総合高校」「十日町高校」が見事に1位2位をとる快挙を見せてくれました。 |
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