Windows98の丸ごとコピーの方法(DOS/V編)
エクスプローラだけでWindows98/95の丸ごとコピーがとれる!!
星名徹のHowToシリーズ
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Last Update H11.12.17
お願い:このWindows98丸ごとコピーについての一切の責任をとれません!!
自信の無い方はやらないで下さい!!
- 1. DOS/V機の稼働中Windows98ハードディスクからのWindows98丸ごとコピーの問題点
- DOS/Vにおいて起動ドライブC:Win98、未稼働のD:Win98、新規ドライブD:の構成でエクスプローラーによりD:の未稼働中のWin98からE:への丸ごとコピーが出来ることは確認していたが、ハードディスク2台での稼働中のWindows98のコピーは出来なかった(C:ドライブのルートディレクトリーをD:ドライブのルートディレクトリーへコピーするとファイル共有違反が発生してコピーできない)
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- この問題を解決したいと、問題点を洗い出してみた、コピーに関しては、エクスプローラーが使えれば問題点は以下の1点である
- コピー時に、ファイル共有違反が発生する(C:¥Windows¥win386.swp)
- このファイルはWindows98が使用する、スワップファイルです
- C:ドライブのこのファイル以外の全てをD:ドライブにコピーすれば良い事となる
- また、スワップファイルは運の良いことに、システムが再構築してくれるので、コピーの必要は無いのです!!
- この他、ハードディスクへのコピーである事による問題はスキャンディスクが解決してくれる
- では、C:ドライブに原本、D:ドライブに新しいディスクの条件でハードディスクどうしでのコピーをとってみよう
- 2.準備(新しいハードディスクをDOSレベルで起動できるようにする)
- 注意:コピー元のディスクがFAT16の場合は、FAT32の新しいハドディスクにはコピーが取れません、新しいディスクが2GB以上なら、コピー元のディスクを事前にFAT32に変更しておきたいですね
- 注意:起動ハードディスクがIDEからSCSIへ等、変更となる場合はその都度BIOSレベルでハードディスクの起動順序を変更しておく事(以下この件については省略)
- Windows98用の起動ディスクを準備する
- 電源を切断する
- 原本C:ドライブとなっていたハードディスクを取り外す
- 新しいハードディスクをC:ドライブとなるように取り付け
- Windows98用の起動ディスクをフロッピーディスクドライブA:に挿入
- 電源を投入する
- 起動が完了したら、新しいハードディスクC:を、FDISKコマンドにより領域を確保し、アクティブとしておく(出来るだけFAT32でね)
- リセットを行い再起動し FORMAT C:
- SYS C: を実行する
- ここまで出来たらフロッピーディスクドライブより起動ディスクを抜きリセットをかけ、DOSレベルでの起動が可能な事を確認する
- DOSレベルでの起動が出来なければ再度点検し、やり直して下さい、これが確認できなければ先には進めません!!
- 電源を切断する
- ここで今までの原本のハードディスクをC:に、新しいハードディスクをD:となるよう取り付ける
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- 3.旧ハードディスクからの立ち上げとWindows98のコピー
- DOS/V機の電源を投入しWindows98を起動します
- 以下原本C:ドライブから新しいD:ドライブへコピーを行います、くれぐれも原本を移動をしないように!!
- エクスプローラーを起動し、全てのファイルと拡張子を表示するようにしておく
- まず、始めに新しいハードディスクD:がエクスプローラーで見えていることを確認しておきます、見えなかったら残念ですが、2項の準備をやり直して下さい
- C:ドライブのWindowsフォルダーを右クリックしコピーする
- D:ドライブのルートディレクトリーに貼り付けを行い、コピーが始まったらすぐキャンセルを行う
- D:ドライブのWinwowsフォルダーの中身を全て削除する(このまま続けると、スワップファイルのコピー時に共有違反が発生する)
- C:ドライブのWindowsフォルダーの中身の全てを選択、その後win386.swpファイルのみを選択から除き右クリックしコピーする
- D:¥Windowsフォルダーの中に貼り付ける
- C:ドライブのルートデレクトリーの全てを選択した後、Windowsフォルダーを選択から除き、右クリックしコピーする
- D:のルートディレクトリーに貼り付ける
- コピーの最後に次の3つのファイルの上書き確認が出てきます
- command.comファイルの上書き確認には上書きを指定する
- io.sysファイルの上書き確認には上書きを指定する
- msdos.sysファイルの上書き確認には上書きを指定する
- これでコピーは終了です
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- 4.ハードディスクを入れ替えて、新しいハードディスクからの起動
- 電源を切断する
- 今まで使用していた原本ハードディスクC:を取り外す
- コピーが完了した今までのD:ドライブ(新しいハードディスク)を、C:ドライブとなるよう取り付ける
- 電源を投入し起動します
- 起動がうまく行ったら
- スキャンディスク(FATの不一致等の問題を解決してくれます)
- デフラグ(コピーによるWindows98の速度のの問題を解決してくれます、まあやらなくても良いですけどね)
- の順で実行します
- もし起動がうまく行かない場合は、一度Safeモードで起動後、再起動してみて下さい
- 5.要点
- コピー元のディスクがFAT16の場合は、FAT32の新しいハドディスクにはコピーが取れません、新しいディスクが2GB以上なら、コピー元のディスクを事前にFAT32に変更しておきたい
- 起動ハードディスクがIDEからSCSIへ等、変更となる場合はその都度BIOSレベルでハードディスクの起動順序を変更する
- 新しいディスクにFDISKとFORMATを行いC:ドライブとしての起動を確認しておく事
- エクスプローラーは全てのファイルと拡張子を表示するようにしておく
- C:¥Windows¥win386.swp以外の全てをコピーする(間違っても移動しないように!!)
- (win386.swpが共有違反となる)
- (このファイルはコピーしなくともシステムが再構築してくれます)
- コピー後
- スキャンディスクをかけ、FATの不一致等の問題を解決する
- デフラグをかけ、動作の高速性を取り戻す
- くれぐれもコピーと間違って移動をしないように、大元が壊れますよ!!
- ではみなさん大容量ハードディスクに乗り換えて快適なWinndows98環境をお楽しみ下さい!!
- 実はコントロールパネルのシステムのパフォーマンスの仮想メモリを開き、仮想メモリを使わないにしてドライブごとコピーをすれば簡単なのですが、原本側の事故防止から上記の方法をとっています。
- 6.新しいハードディスクに十分な空き容量が有り、ツールを使うなら、北島さんのVFATBAKがおすすめです
- VFATBAKについては次をお読み下さい
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