第29回 新潟県環境賞 環境教育・学習部門 受賞 2024年

伝統を受け継ぎ、地域を結ぶ菊栽培を通じた環境教育 〜私たちの手で菊花薫る村にしたい〜

新潟県の受賞サイトを見る

  毎年11月1日から11月24日まで新潟県弥彦村の越後一の宮「彌彦神社」境内で新潟県菊花展覧会(弥彦菊まつり)が、開催されています。しかし、菊を育てる地元の方が高齢化しており、年々菊の出品数が減少し、菊作りの優れた栽培技術を次世代へ引き継いでいくことが課題となっています。そこで、弥彦小学校の4年生は、平成24年から新潟県菊花連盟弥彦支部「清香会」の指導を受けながら毎年菊の栽培活動に取り組んでいます。この活動は、今年で12年を迎える息の長いものです

 菊の栽培活動は、4年生の総合的な学習の時間に行っている。5月に清香会の皆様から、菊の美しさ、菊栽培の魅力と難しさ、弥彦菊まつりについての話を聞き、菊栽培への思いを膨らませていきます。 

 6月に清香会の皆様からの指導を受けながら、全員が自分で土を作り、自分の鉢に植える作業を行いました。作業にあたっては、排水性を考慮し、赤玉土を適量入れ、丁寧に優しく苗を植え込みます。その後、根付くまでは、しおれないように毎日こまめに水やりをおこないました。6月下旬から7月にかけて、脇芽を摘んだり、支柱を立てたり、防虫を行ったり、毎日、愛情を込めて育て上げた。全校児童も菊の生長を見守っており、植物への愛着を育む場となっています。

 11月に大輪をつけた自分の菊に一人一人が、菊への思いを込めたメッセージを付けて弥彦菊まつりに出品しました。子どもたちは弥彦菊まつり会場で、菊を見に来た観光客に菊の素晴らしさ、弥彦菊まつりの素晴らしさ、菊つくりの苦労などをPRし、多くの人たちに菊の魅力、植物を愛することの素晴らしさを伝えています。また、子どもたちは、春からの活動を通じ、弥彦村に根付く菊作りの伝統と文化を実感し、ふるさとへの愛着、地域との繋がりを深めています。

前にもどる     トップへ戻る