2009/2/12朱鷺を見ることが出来た。
2008年9月25日生まれ故郷佐渡にて放鳥された朱鷺。

その中の2羽が日本海を越え、あちこちで田圃を突く姿が目撃されていた。
哀しいことに、何が起こったのかまもなく1羽が怪我、そして死んでしまった。
残った1羽は平野続きの長岡市・魚沼市・と近づいてきてさらに山々を越え十日町市に舞い降りた。
豪雪で名高い十日町、例年ならば田圃の上は少なくとも1m越えの積雪、当然生き物だって雪の下。
ところが今年は「十日町雪まつり」の雪像も造ることが出来ないほどの小雪になっている。
まだ2月というのに田圃の上には雪が少なく様子が完全見えている場所も多い。

雪の消えている田圃の中は雪解け水で適当に潤い朱鷺のご飯となる生き物も捕りやすいのだろう。
朱鷺はまだ自然を完全に把握しているわけじゃないと思うけど、野生の感が働いたのだろうか。
遠巻きに田圃を突く姿を見ながら「のんびり楽々生きている」そんな風に感じたけど、そうなの?
(遠くで撮っているので画像はすべてトリミングをしています)



情報を聞き、見つけられるかどうか心配したけど青い空に白は目立つこと。
数十人のギャラリーを見下ろす朱鷺 体長はダイサギくらいかな。
(出遅れた私はとりあえず撮っておこうと少し遠くから)


顔の向きを変えたら西日に当たって朱鷺の特徴ある顔色が見えた。


もう少し近くへと思う前に飛び立ってしまった。
(ギリギリ枝に止まった姿を撮れたのは、もしかして私を待っていてくれたん?)


飛び降りた先は雪の残る田んぼの中  盛んに突いて元気に何かを食べている。


小鳥の様に忙しく動くわけじゃないけど、ほとんど休みなく突いてる。歩いてる。


白い雪と比べると、白の違いがハッキリわかる。


嘴のもとに捕ったミミズが巻き付いている。
すごいなぁ、上手に見つけるもんだし、上手に食べるもんだ。


こんな状況でお食事中 2本の木の間に見える白い小さな点(笑)が朱鷺
山々に囲まれた盆地だとは言え、住宅地に挟まれた田圃なのが驚く。
その警戒心の薄さは飼育されて育ったことにあるのだと思うけど・・・
ガンバレ!自然は厳しいぞ(`´)
のんびりした仕草を見ていると十日町が気に入ったのかな?と思ってしまう。
この朱鷺が日本全国渡って生きて、一番好きだった場所を見つけられるように祈ろう。

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