2007・5・3 図鑑上でヒレンジャクを見た時、「冠がカッコ良くて羽色の綺麗な鳥だ」と思っていた。
ヒレンジャクを実際に見ることが出来、ましてやカメラを向けて撮る事が出来るなんて・・・
冬鳥を撮る事は、豪雪地では至難のこと。ヒレンジャクが好んで食べるものはヤドリキの種。
そのヤドリギだって山のテッペンのブナの木に宿っているものしか知らなかったし
真冬に積雪3mの雪山の中を歩けるほどの体力も持ち合わせていない。

 晴天! 青空が眩し過ぎる日。新芽が黄金色で秋の紅葉みたいに染まるカエデの仲間イトマキイタヤを見ていた。
黄金色の葉の中で、ヒヨドリが黄色の可愛い花を美味しそうに食べているのを見ながら構図を
考えていた時、4羽の小鳥が鳴き声も無くやってきて花をついばみ始めたのが見えた。

イトマキイタヤの木が高かったので空を仰ぐ形になり、鳥が逆光となり正体が判らない。
体の位置を変え、露出を変更して確認できた。「えええ!ヒレンジャク?」信じられない。
信じられないけど、頭の上に間違いなくヒレンジャクは居る。

ほとんど真上を見上げる姿勢のまま、数十分
こんなに首が疲れる撮影も珍しい
・・・って勿体無くて休んでいられない(^^ゞ

気の強いヒヨドリが意地悪するんじゃないかと、ハラハラしながらシャッターを切り続けた。

2度と遇えないかも知れない。とにかく撮らなくちゃ。ボケでも良いから撮らなくちゃ。

夜はシッカリとマッサージ椅子のお世話になりました
だけど良いの。こんな素晴らしい瞬間は2度と来ないかも知れないものね。
あっ、そうそう。イトマキイタヤの黄色の花も、とっても綺麗だったのよ
(*^^*)v
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